Steinwayアーティストであるトモコ・マックは、アメリカ、 日本、 そしてヨーロッパの主要なピアノコンクールにおいて、演奏家、録音アーティスト、教育者、審査員として国際的に高く評価されています。東京に生まれ、5歳でピアノを始め、7歳で初めての公開演奏を行いました。幼い頃にピアノの音色に魅了され、その情熱は今も変わることなく彼女の人生とキャリアを支え続けています。
10歳のときに渡米したトモコは、音楽の勉強を続けながら、地域、国内、そして国際レベルのコンクールで頭角を現しました。これまで3大陸で演奏し、シカゴの「Myra Hess Memorial Concerts」をはじめ、ストックホルム、日本、イタリア、ドイツ、ポーランドなどからの放送にも出演しています。
著名な室内楽奏者としても活躍するトモコは、姉のユキと共に受賞歴豊かなデュオ「The Mack Sisters」として幅広く演奏活動を行っています。同デュオは東京国際デュオコンクールで第1位(特別賞「こだま賞」も受賞)、さらにマイアミのDranoff International Two-Piano Competitionでも上位入賞を果たしました。これまでに4枚の高く評価されたCDをリリースし、やトモコのウェブサイトで入手できます。
音楽教育にも深く献身しているトモコは、優れた教育者・審査員として非常に高い評価を得ています。2017年には「Steinway & Sons Top Piano Teacher」に選出され、2010年からはミシガン・スタインウェイ協会のアーティスティック・ディレクターを務めています。2023年にはウェイン州立大学ピアノ科の教員に就任しました。
また、トモコはポーランド・ナウェンチュフの「International Piano Festival」の共同創設者およびアーティスティック・ディレクターでもあり、毎夏、夫でありピアニストのカジミエシュ・ブジョゾフスキとともに指導・演奏を行っています。芸術および教育への多大な貢献が評価され、2021年にはポーランド教育省より「名誉勲章(Commissioner’s Medal of Honor)」を授与されました。夏の間は、歴史ある美しい町カジミエシュ・ドルヌィにあるセカンドハウスで家族と過ごし、新しいレパートリーの準備や文化的な生活を楽しんでいます。
トモコはオークランド大学で学士号を、ミシガン大学で修士号を取得しました。これまでにアンドレ・ワッツ、メナヘム・プレスラー、ネリタ・トゥルー、オーブリー・ツェルコ、セイモア・バーンスタインといった著名な音楽家のマスタークラスを受講し、フラビオ・ヴァラーニおよびルイス・ネーゲルに師事しました。
